スマートフォーマット

2025.01.10

東京地裁民事9部が2024年11月に策定・配布した、「発信者情報開示命令事件の申立書式」のこと。発チの9部公式テンプレート。裁判所のサイトでダウンロードできる。略称は「スマフォ」(スマホ?)。当サイトでは、スマートフォーマットのカスタマイズ版を配布中。以下、使用上の注意点。

内容
おもに、申立の趣旨を選ぶページ。初回配布版では「東京地方裁判所民事第9部御中」が抜けているため追記する必要がある(非訟事件手続規則1条1項6号)
申立人手続代理人弁護士が複数人いる場合は、行があふれるためページ番号が順次ずれる
申立の理由(開示命令)のページ。提供命令の申立の趣旨から引用されているため、提供命令しか申し立てない場合でも、1と2はチェックする必要がある。
申立の理由(提供命令)のページ。提供命令を申し立てない場合でも削除してはいけない。
5(よって書き)は、基本的に15条1項のほうを選ぶ。CPに対する請求で、かつログイン型IPアドレスを開示請求するときだけ、15条2項のほうを選ぶ。
申立の理由(消去禁止命令)のページ。消去禁止命令を申し立てない場合でも削除してはいけない。
関連事情のページ。
(別紙)当事者目録のページ。代理人が複数いてページからあふれるときは、ページ番号が順次ずれる。
(別紙)発信者情報目録のページ。9部のサイトで配布されている【参考書式1】発信者情報目録記載例集を参考に、サイト別・目的別の内容に変更する。当サイトのテンプレ(9部公式カスタマイズ版)では、内容編集ずみ。
(別紙)投稿記事目録のページ。この目録には投稿内容を記載しない(書記官チェックの省力化なのため)
(別紙)主文目録のページ。9部サイトで配布されている【参考書式2】主文目録記載例集を参考に、提供命令の主文を記載する。提供命令を申し立てない場合でも削除してはいけない。当サイトのテンプレ(9部公式カスタマイズ版)では、内容編集ずみ。
10(別紙)権利侵害の説明のページ。9部公式ではPDF版にのみ付いている。ワード版に(別紙)権利侵害の説明が付いていないのは、エクセルで作成する想定のため(【参考書式3】権利侵害の説明)。ただし、ワードで作成しても問題ない。