爆サイの削除・開示請求(2021版)

2021.02.02

爆サイ(bakusai.com)管理者

爆サイの管理者は、長らく「爆サイドットコム係」としか公表されておらず、過去にはBRUNAシステム( http://bruna-system.com/ )であるとか、「今村秀喜」であるとか、さまざまな情報がありました。
しかし今年(2020)2月、メディア各社が以下のような報道をしたことで、爆サイ運営会社が明らかとなりました。

インターネット広告会社「Aegate(エーゲート)」社長、(中略)同社はインターネット無料掲示板「爆サイ.com」を運営し、多額の広告収入を得ていた。

https://www.sankei.com/affairs/news/200220/afr2002200006-n1.html

この刑事事件は、2020/10/5に判決が出ています。

東京のインターネット広告業「Aegate(エーゲート)」社長、A被告(49)に東京地裁は5日、懲役1年、執行猶予3年(求刑懲役1年)の判決を言い渡した。同社はインターネット掲示板「爆サイ.com」を運営し

https://www.sankei.com/affairs/news/201005/afr2010050022-n1.html

エーゲート社は、爆サイの広告代理店だと主張しているようですが、エーゲート社に削除仮処分を実施したところ、爆サイ.com係に転送され、削除してもらえたという話もあります。

2020年10月12日、エーゲートはフェイズ(法人番号:0110-01-071898)に社名変更しました(https://www.phase1.net/

爆サイに削除請求や開示請求を送ると、「株式会社トラスト」「トラスト爆サイ.com係」と名乗る会社から回答が戻るようですが、よくある名前のため、法人登記がどこにあるのか判明していません。回答書には住所も記載されていますが、その場所に「トラスト」という名前の法人登記はありません。
ただ、トラスト社は、削除請求、開示請求に関する業務をフェイズ社から委託されているだけのようにも見えます。

爆サイの削除請求

爆サイ(http://bakusai.com/)の記事の削除は,各スレッドの削除フォームから依頼します(http://bakusai.com/del/)。

爆サイの削除請求ボタン
スレッドの一番下にある「削除依頼」ボタンをクリックします
爆サイの削除請求フォーム
削除依頼の情報を書いて送信します

法的措置(削除仮処分)が必要になるときは,上記のフェイズ社を債務者にするものと考えられます。
なお、2018年2月の調査結果によると,新宿区の法人がサーバー管理会社でしたが、2021年1月現在は、同社の管理下にあるサーバーは使われていないため、同社を相手に削除・開示仮処分することはできません。

爆サイの発信者情報開示請求

爆サイにIPアドレスの開示請求をするには,「弁護士・法務関連の申告窓口」(https://bakusai.com/inq_pro/)から依頼します。この画面からIPアドレスの開示請求をすることで,任意開示を受けることができています。
法的措置が必要になる場合の手続は,削除請求の場合と同じです。

爆サイの弁護士用フォーム
削除請求とIPアドレス開示請求のどちらかを選んで申請します。

爆サイの投稿先URLと接続先IPアドレス

NTTドコモの発信者情報開示請求には「投稿先URL」「接続先URL」というものが必要となります。多くのサイトでは、ソースからformタグのactionを書き写せば何とかなるのですが、爆サイは特殊です。
たとえば「form action=”/thr_rp1/usp=a7c137b1149t8467290uq61001292/” method=”post”」のようになっており、このスレッドのケースでは、スレッドURLの「acode=7/ctgid=137/bid=1149/tid=8467290」に、aの値、cの値、bの値、tの値(スレッドNo.)が対応しています。そして、「uq」の次の数字は、画面を開くたびに変わります。そのため、事後的に、投稿者が投稿した際の投稿先URLを読み取ることは不可能です。

そこで、「bakusai.com係」に書面で問い合わせても「抽出できませんでした」という回答しか戻らず、多くの弁護士が発信者情報開示請求を断念してきました。
しかし2020/5ころの運用状況では、最初からドコモ用の「接続先URL」と、KDDI・ソフトバンク用の「接続先IPアドレス」を最初から回答書に書いてくれています。そのため、自分で調査したり、爆サイに接続先URLだけ開示請求したりする必要はありません。
もし、回答書に接続先URL等の記載がなく、あらためて開示請求しても「抽出できませんでした」という回答が戻ったら、運営会社に対する調査嘱託を検討するとよいでしょう。実際、この方法で接続先URLが開示されたケースがあります。

2021年1月の運用では、回答書に接続先URL、接続先IPアドレスは記載されていないようです。このサイトは、7月頃、接続先IPの変更がありましたので、そのころのIPアドレスは、今から疎明するのは難しいかもしれません。

2020/12の運用では、接続先IPアドレスの記載がありましたので、場合によるのかもしれません。

接続先IPアドレス

期間IPアドレス
2020/7/13~2020/7/16103.6.60.11
103.6.60.15
103.6.60.19
221.116.39.66
221.116.39.67
52.192.34.105
54.178.19.156
54.238.247.173
2020/7/17~2020/12/25221.116.39.66
103.6.60.15
54.178.19.156
54.238.247.173
52.192.34.105
2020/12/1~2021/2/2554.178.19.156
54.238.247.173
52.192.34.105

接続先ポート番号

開示の回答書に、接続先ポートは「80」か「443」のいずれかですと書かれていますが、非SSL通信の接続先ポートは、どのサイトでも80、SSL通信の接続先ポートは、どのサイトでも443です。
発信者情報開示請求で必要になるポートは、接続先ポートではなく、接続元ポートなので、プロバイダに伝える際には、間違えないようにする必要があります。


  • 2015/03/15 作成
  • 2020/05/13 更新
  • 2020/06/26~10/05 更新
  • 2020/10/30 更新 接続先IPについて
  • 2020/11/12 更新 エーゲートの社名変更
  • 2020/12/25 更新 12月の運用を追加
  • 2021/02/02 更新 1月の運用を追加
  • 2021/02/25 更新