接続記録1年保存可能

2015.04.28

総務省は通信事業者の個人情報保護ルールを定めたガイドライン(指針)を改定し,利用者の接続認証ログ(記録)の保存期間を明示する。苦情などに対応する目的で6か月。適切な設備を用意する目的で1年間保存できるとする。
総務省は接続認証だけでは個別の接続先などまでは分からないので,プライバシーへの影響は少ないと判断した。
(日経新聞2015/4/28)

 ログ保存期間

現在,接続プロバイダのログ保存期間は,おおむね3か月か,6か月で,この期間を過ぎるとログが自動消去され,投稿者の特定が事実上できなくなります。
そのため,ログ保存期間が1年に延長されることは,それだけ,投稿者の特定可能な期間が延長される,ということになりそうです。

接続先URLの問題

しかし,ここには1つ落とし穴があります。「個別の接続先などまでは分からないので」ということは,接続先URLは保存されないということです。
モバイル系のプロバイダの場合,1秒間にIPアドレスの利用者が複数回切り替わるため,接続先URLの情報が保存されていないと,投稿者を特定することができないケースが多々あります。したがって,仮にログ保存期間が1年に延長されても,接続先URLが保存されていないと,投稿者の特定可能期間が延長される,ということには,ならないかもしれません。