ログインIPアドレスによる開示請求

2015.04.30

ログインIPアドレスによる開示請求

 プロバイダ責任制限法は,条文上,ログインIPアドレスによる投稿者特定を予定していないように見えます。そのため裁判でも,ログインIPアドレスによる投稿者特定については肯定説,否定説があります。

 現実問題としては,米国ツイッター社,フェイスブックアイルランド社から開示されるIPアドレスがログインIPアドレスだけであること,サーバー管理会社の保有するIPアドレスがログインIPアドレスであること,古いブログ記事の投稿者を特定するには,ログインIPアドレスに頼らざるをえないことから,ログインIPアドレスによる投稿者の特定に注目が集まっています。

 裁判例

肯定説

  • 東京高判平成26年5月28日(判時2233号)(清水陽平弁護士)
  • 東京地判平成27年4月16日(中澤佑一弁護士)
  • 東京地判平成27年7月9日(清水陽平弁護士,対NTTぷらら)

否定説

  • 東京高判平成26年9月9日(判タ1411号,上告棄却)
  • 東京地判平成27年3月27日(清水陽平弁護士)